NIKKEI NET生活・グルメコーナーの記事を取り上げる。コーナーの名称は、「麻生圭子の茶碗眼鏡で見た京都」である。
5月23日付記事で、タイトルは「御蔭祭」である。
記事タイトルにリンクを張っておくので、興味のある方はチェックしてみるとよい。
麻生氏は、月に二回ほどのペースで記事を投稿しており、私もこの記事を楽しみにしている。
その時々の京都の顔を紹介してくれているからである。
京都は学生時代を過ごした街、現在神戸に居住していることもあり、時に無性に訪れてみたくなることもある。
そのようなときに、麻生氏のこの記事に触れ、京都が再認識されるようで、ほっとする。
今回の記事は、葵祭りの一連の行事の一環として実施される「御蔭祭」に関するものである。
この葵祭りも5月15日1日だけのことではないかと、勝手に考えていたが、記事によると5月1日から18日にかけて、「いくつもの神事、祭」がとりおこなわれるとのこと。。。
私にとっては、残念ながら初耳ということになってしまう。。。
記事は写真が豊富に取り入れられており、写真を追うだけでも楽しめるもので、引用しておく。
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記事引用
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…(前段略)…
御蔭祭 御蔭山を下りる行列 京都の数ある祭の中で、私がいちばん好きなのは、葵祭かもしれません。
えーっ? 祇園祭は? と言われるかもしれませんが、うーん、暑いでしょ、それに山や鉾、満艦飾でしょ、大きいでしょ、にぎやかでしょ。
好みは人それぞれ、ということでしょうか。私は静かな祭のほうが好みなのです。
それと下鴨神社が好きなんですね。元氏子ですから。
上賀茂神社も含め、この二つの賀茂社は、社殿や森が本当に美しい……。
日本の美、ここにありです。外国から友人が来たなら、そしてその人がフランス人やイギリス人なら、私はこの二つの神社に真っ先に案内すると思います。そのときが葵祭なら、さらに言うことはありません。葵祭 十二単の斎王代 日本の色彩のルーツがここにあるような気がするからです。
葵祭は新暦5月15日に行なわれる祭、と言われますが、祇園祭がそうであるように、祭はこの1日だけではありません。
毎年、下鴨神社さん(私も京都人のように、神社にさんをつけるようになってしまいました)から、この祭の諸儀日程のご案内をいただくのですが、今年もそれには1日から18日まで、いくつもの神事、祭が書かれてありました。
たとえば流鏑馬神事、たとえば献茶祭、献花祭、献香祭……、両社隔年では斎王代の御禊もあります。御蔭祭 御蔭神社の鳥居 その中で、15日とともに太字になっているのが、12日の御蔭祭です。
葵祭(賀茂祭)に先がけて行なわれる、重要な祭なのですが、今年、はじめて、この御蔭祭を見ることができました。すべてにうっとりする私でした。 御蔭祭とは何ぞや。これが面白いんですよ。
私が思うに、神さまの若返りの儀式でしょうか。年に一度の葵祭ですから、いちばん元気な神さまをお迎えしようということなんでしょうね。御蔭山という東山三十六峰第二の山で、新しく生まれた荒御魂を本宮に持ち帰り、もともとおられる神さまの和御魂と合体させ、甦っていただくお祭りなのです。
ちなみに下鴨神社(賀茂御祖神社)のご祭神は、賀茂建角身命と玉依媛命の二柱なので、荒御魂も二つです。
…(後略)…
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Written by Tatsuro Satoh on 12th Jun., 2008
2008年6月14日土曜日
御蔭祭
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